JEPA4Japan · チュートリアル

第21章 — 公式リポジトリと実験環境

1,185文字 4分で読めます #LeWorldModel#World Models#JEPA

公式コードの構造、Hydra設定、HDF5軌跡、単一GPU訓練、チェックポイント、評価スクリプトの関係を確認し、第三者実装との混同を避けます。

コース進捗 コース目次 48レッスン中 48件を公開中

第0部 読み方ガイド:私たちは何を学ぶのか

  1. 01 第0章 — はじめる前に 公開中

第1部 世界モデル:エージェントの頭の中にある実験場

  1. 02 第1章 — なぜエージェントには「未来を想像する」力が必要なのか 公開中
  2. 03 第2章 — なぜ次の画像をそのまま予測しないのか 公開中
  3. 04 第3章 — JEPAの発想:画面の複製ではなく意味を予測する 公開中
  4. 05 第4章 — 1枚の図でLeWMを理解する 公開中

第2部 画面を状態に変える:LeWMのモデル構造

  1. 06 第5章 — 軌跡データ:モデルにとって世界は画像集ではない 公開中
  2. 07 第6章 — 視覚エンコーダー:各フレームに「状態パスポート」を発行する 公開中
  3. 08 第7章 — 動力学予測器:頭の中で時間を前へ進める 公開中
  4. 09 第8章 — 完全な順伝播:1バッチを最初から最後まで追う 公開中

第3部 モデルの抜け道を防ぐ:予測損失とSIGReg

  1. 10 第9章 — 最も危険な近道:表現崩壊 公開中
  2. 11 第10章 — 予測損失:モデルはどのように次の一歩を学ぶのか 公開中
  3. 12 第11章 — SIGRegの直感:表現空間に「呼吸」をさせる 公開中
  4. 13 第12章 — 必要最小限の数学 公開中
  5. 14 第13章 — オリジナルLeWMのエンドツーエンド学習の仕組み 公開中
  6. 15 第14章 — すぐに表現崩壊しないモデルを訓練する 公開中

第4部 モデルを行動に使う:潜在空間での計画

  1. 16 第15章 — 目標条件付き計画:「今いる場所」から「行きたい場所」へ 公開中
  2. 17 第16章 — 潜在ユークリッド距離:便利だが、常に信頼できるとは限らない 公開中
  3. 18 第17章 — CEM:勝ち抜き方式で行動を探索する 公開中
  4. 19 第18章 — MPC:モデルを一度に長く信じすぎない 公開中
  5. 20 第19章 — 長期ロールアウト:小さな誤差が大事故へ育つまで 公開中
  6. 21 第20章 — 最小のLeWMプランナーをゼロから実装する 公開中

第5部 エンジニアリング再現:論文から動くシステムへ

  1. 22 第21章 — 公式リポジトリと実験環境 現在のレッスン
  2. 23 第22章 — 最初の実験:TwoRoomのスモークテスト 公開中
  3. 24 第23章 — 2つ目の実験:PushTを再現する 公開中
  4. 25 第24章 — 世界モデルを公平に評価する方法 公開中
  5. 26 第25章 — 失敗診断マニュアル 公開中

第6部 LeWMは何を学んだのか

  1. 27 第26章 — 線形プローブ:潜在状態にはどの物理量が含まれるのか 公開中
  2. 28 第27章 — 潜在空間を「健康診断」する 公開中
  3. 29 第28章 — 期待違反:モデルは「あり得ない出来事」に驚くのか 公開中
  4. 30 第29章 — 「世界を理解する」を厳密に語るには 公開中

第7部 「予測が正確」でも「計画がうまくいかない」のはなぜか

  1. 31 第30章 — 訓練目的と計画目的のあいだにある亀裂 公開中
  2. 32 第31章 — 大域的には表現崩壊していなくても、タスクに必要な動力学が保たれるとは限らない 公開中
  3. 33 第32章 — 等方ガウス事前分布はいつ強すぎるのか 公開中
  4. 34 第33章 — 長期計画:より遠くを予測するか、より賢く計画するか 公開中
  5. 35 第34章 — 位置の距離からタスクの進捗へ 公開中
  6. 36 第35章 — マルチタスク、実ロボット、視覚的外乱 公開中
  7. 37 第36章 — 理論的な境界:真の状態はいつ同定できるのか 公開中

第8部 再現者から研究者へ

  1. 38 第37章 — 信頼できるLeWM改良実験を設計する 公開中
  2. 39 第38章 — 実行可能な12の研究課題 公開中
  3. 40 第39章 — LeWM研究の未解決問題 公開中

付録 数学・実装・再現・査読のための参照資料

  1. 41 付録A — 最低限必要な数学ツールキット 公開中
  2. 42 付録B — PyTorch実装クイックリファレンス 公開中
  3. 43 付録C — テンソル形状の完全一覧 公開中
  4. 44 付録D — 実験設定カード 公開中
  5. 45 付録E — 論文タイムラインとエビデンスレベル 公開中
  6. 46 付録F — 用語集 公開中
  7. 47 付録G — 再現チェックリスト 公開中
  8. 48 付録H — 専門家査読チェックリスト 公開中

まず大きな絵

  1. 論文どんな実験を説明したか。
  2. coreどの凍結 LeWM code か。
  3. 作業場依存 project のどの revision か。
  4. レシート実際に何を走らせたか。
「公式」は出所を示します。再現可能な組み立てには、すべての接続記録が必要です。

LeWM の論文、凍結 core、依存 project、artifact は別々の層です。

小さなお話

公式のエンジン、公式の工具箱、公式の鍵を受け取っても、鍵がエンジンに合うとは限りません。鍵を作った後で工具箱が変わったかもしれないからです。

LeWorldModel も層になっています。論文は設計の説明、小さな凍結 repository は core engine、stable-pretraining と stable-worldmodel は training、environment、planning、evaluation の作業場です。data と checkpoint も別の artifact です。「公式 + 公式」が著者の歴史的環境になるとは限りません。

本当のルール

凍結 LeWM core は commit 8edfeb3 です。jepa.py/module.py は model と SIGReg、train.py は data と losses、eval.py は frozen model、CEM/random action、environment、metrics をつなぎます。

core には dependency lockfile がありません。本講座は stable-worldmodel@addbab4 と stable-pretraining@9aa93f8 を調査しました。現在の挙動を確認する revision であり、LeWM が指定した歴史的 pin ではありません。

次の5項目を通れば mechanically ready と呼べます。

  1. Python、PyTorch、accelerator stack、OS を記録。
  2. 全 source revision を記録。
  3. data/checkpoint の hash と展開後 file 名を記録。
  4. episode-safe batch、finite forward、短い environment interaction を確認。
  5. resolved config、hardware、logs、outputs を保存。

README は Python 3.10 を指定します。missing field を直す前に Hydra を完全 compose します。launcher fragments が wandb と cache_dir を供給します。散らばった YAML ではなく、resolved run sheet が実行した実験の記録です。

元の v3 は1つの shared、fully trainable visual encoder、action-conditioned predictor、SIGReg です。target は connected です。stop-gradient target、EMA teacher、pretrained visual backbone、reward、goal、CEM supervision は training にありません。

だまされる反例

paper、code、run は別のカードです。

設定paper cardfrozen-code card
named-task training10 epochsmaximum 100
TwoRoom history1global default 3
SIGReg weight特記なければ 0.10.09
非 PushT CEM refinements10shared config 30
PushT training datatrajectory として説明YAML は Lance、公開 artifact は compressed HDF5

カードを平均したり、都合のよい値を黙って選んだりしません。

checkpoint identity にも罠があります。調査した公式 repository の weights.pt/config.json は stable_worldmodel.wm.lewm の class を指し、凍結 core は jepa.JEPA を構築して conversion を説明します。class path、architecture、preprocessing、source/dependency revision、hash、conversion を一緒に保存します。

training script は non-image normalizer を full loaded dataset に fit してから delegated random split を行うため、この path は train-only normalization ではありません。episode grouping も解決した stable-pretraining revision に依存します。load 成功だけでは、この科学的差は消えません。

実験のレシート

本講座が調査した artifact revision は TwoRoom data 6903a2d、PushT data 655cd44、TwoRoom model 77adaae、PushT model 22b330c です。dataset receipt には episode/time fields、前処理、normalization split、temporal window、frame skip、loader、format conversion、episode boundary をまたがない test を入れます。

論文は約15M parameters、single GPU、数時間の training と、条件内で最大48×の planning speedup を述べます。凍結 trainer は GPU、automatic device、bfloat16 を選びますが、歴史的 GPU と timing stack は不明です。著者報告かつ configuration-dependent として残します。

独立 TwoRoom study の公開 commit efa9e5d は、YAML 外の4約束を報告します。frame-skip block ごとに raw actions 5個、action-encoder width 10、ImageNet normalization、action coordinate ごとの z-score です。自分の matched 50-episode protocol で、自分の checkpoint 94%、公開 author checkpoint 84%、position probe Pearson 0.9988 を報告しました。1環境・各 config 1 training seed であり、4-task table や歴史的環境の再現ではありません。

3つのクイック質問

  1. mechanically ready が示すことと、示さないことは何ですか。
  2. resolved Hydra config を保存するのはなぜですか。
  3. 公式 artifact 同士でも paper environment を再現できないのはなぜですか。